simカードとは、契約者情報が記録されたチップ付きのICカードのことで、simカードをスマホに差し込むことで、通話やモバイル通信が使えます。
スマホを買うとき、スマホを買った携帯会社以外の回線が使えないように、制限することをsimロックといいます。
simフリーとは、simロックがされていないスマホのことです。
今回は、simフリーにするメリットとデメリット、またsimフリーでラインは使えるのかについて解説します。
□simフリーのメリットとデメリット
simフリーのメリットは、3つあります。
1.契約する携帯会社を自由に選べる。
simロックがかかっているスマホは、携帯会社を自由に選べませんが、simフリーのスマホであれば、どの携帯会社とも契約できます。
そのため、自分に最適なプランの携帯会社を選べます。
2.2台持ちできる
simフリーのスマホは格安simとの相性も良く、通信費を抑えられるため、2台持ったとしても1台あたりの料金が安く済みます。
3.海外でも利用できる
simロックがかかっているスマホは、日本国内の回線でしか使えませんが、simフリーのスマホであれば、現地でsimカードを購入することでその場で使い始められます。
一方、simフリーのデメリットは、3つあります。
1.快適マークのあるスマホしか日本で使えない
日本では、総務省の許認可を受けた快適マーク付きのスマホしか使用できません。
海外店舗で、simフリーのスマホを買うときは注意しましょう。
2.日本独自の機能に適応していない場合がある
海外で、スマホを買うと、日本独自の機能である「おサイフケータイ」や「緊急地震速報」などの機能に対応していない場合があります。
3.サポートが受けられない
simフリーのスマホが壊れた時は、その端末を販売しているメーカーに問い合わせる必要があります。
大手携帯会社のサポートよりも、不安を感じてしまうかもしれません。
□ simフリーでもラインはできる?
simフリーでも2つの方法を使うことで、ラインができます。
*固定電話やガラケーの番号を使う
simフリーのスマホでも、固定電話やガラケーの電話番号を使ってSMS認証をすることで、ラインが使えます。
*Facebook認証を活用する
Facebook認証を使えば、simカードがなくてもラインの使用が可能です。
しかし、新規での登録はできず、既存のラインアカウントを引き継ぐ場合しか利用できません。
□まとめ
simフリーのスマホにすると、契約する携帯会社を自由に選べたり、海外でも回線を気にせず利用できたりしますが、日本独自の機能に適応していなかったり、十分なサポートが受けられなかったりします。
また、simフリーでも固定電話を使ったり、Facebook認証を使ったりすることで、ラインが使えます。
simフリーに興味がある方は、simフリーのメリットとデメリットを踏まえて、どうするか考えましょう。