iPhoneのナイトモードは、暗い場所での写真撮影の質を劇的に向上させる強力な機能です。
対応機種であれば、特別な設定なしに自動で起動し、明るく鮮明な写真を撮影できます。
撮影時のiPhoneの固定や、露出時間の調整といったコツを掴むことで、さらにクオリティの高い写真を目指すことができます。
セルフィー、タイムラプス、ポートレートといった応用テクニックも活用すれば、iPhoneカメラの可能性はさらに広がります。
ぜひ、ナイトモードを使いこなし、これまでにない美しい夜景写真を楽しんでください。
□ iPhoneナイトモードの基本
*ナイトモードとは
iPhoneのナイトモードは、明るさが不足している状況下で、カメラが自動的に被写体を認識し、最適な設定で撮影を行う機能です。
この機能が有効になると、カメラアプリの画面上部に月のようなアイコンが黄色く表示されます。
撮影する場所の暗さに応じて、数秒で撮影が完了する場合もあれば、より長い露光時間が必要になる場合もあります。
iPhoneが自動で露出時間を設定しますが、ユーザーが手動で調整することも可能です。
*対応機種の確認
ナイトモードは、iPhone 11シリーズ以降のモデルで利用可能です。
お使いのiPhoneがナイトモードに対応しているか確認するには、設定アプリを開き、「一般」>「情報」を選択し、モデル名を確認してください。
もしお使いのiPhoneが対応機種であれば、特別な設定をしなくても、暗い場所でカメラを構えるだけで自動的にナイトモードが起動します。
□ ナイトモード撮影のコツ
*撮影時の注意点
ナイトモードで鮮明な写真を撮るためには、撮影中iPhoneを動かさないことが最も重要です。
露光時間が長くなるほど、わずかな手の震えでも写真がブレてしまう可能性があります。
そのため、撮影が終わるまでiPhoneをしっかりと固定することが大切です。
可能であれば、三脚などの固定具を使用することをおすすめします。
iOS 14以降のバージョンでは、撮影中にiPhoneの動きを検知すると、画面上に十字カーソルが表示されます。
このカーソルを目安にiPhoneの位置を合わせることで、ブレを最小限に抑え、よりクリアな写真を撮影できます。
撮影途中で中断したい場合は、画面下部の停止ボタンをタップすることで、いつでも撮影を終了できます。
*露出時間の調整
ナイトモードの撮影中、画面上部には露出時間を示す数字が表示されます。
この数字は、撮影にかかるおおよその時間を表しています。
より長時間の露光で撮影したい場合は、画面上部の矢印をタップし、表示されるナイトモードのボタンをタップしてから、シャッターボタンの上にあるスライダを「最大」に調整します。
これにより、撮影時間が長くなり、より多くの光を取り込むことができます。
撮影中は、このスライダがカウントダウンタイマーとなり、設定した時間が終了すると自動的に撮影が完了します。
□ ナイトモード応用テクニック
*セルフィー撮影
iPhoneのナイトモードは、セルフィー撮影にも活用できます。
カメラアプリを開き、前面カメラに切り替えた後、iPhoneを顔に向けて構えます。
暗い場所でも、ナイトモードが自動的に作動し、明るく自然なセルフィーを撮影できます。
この機能は、iPhone 12シリーズ以降のモデルで利用可能です。
*タイムラプス撮影
暗い場所でのタイムラプスビデオ撮影も、ナイトモードを使えば可能です。
三脚にiPhoneを固定し、カメラアプリで「タイムラプス」モードを選択します。
シャッターボタンをタップすると、長時間の露光で撮影されたフレームが繋がった、印象的なタイムラプスビデオが完成します。
この機能も、iPhone 12シリーズ以降のモデルで利用できます。
*ポートレート撮影
ナイトモードは、ポートレート撮影にも応用できます。
カメラアプリで「ポートレート」モードを選択し、被写体を構えます。
暗い状況でも、ナイトモードが自動的に作動し、背景を美しくぼかしつつ、被写体を鮮明に捉えたポートレート写真を撮影できます。
この機能は、iPhone 12 Proシリーズ以降のモデルで利用可能です。
□ まとめ
iPhoneのナイトモードは、暗い場所での写真撮影の質を劇的に向上させる強力な機能です。
対応機種であれば、特別な設定なしに自動で起動し、明るく鮮明な写真を撮影できます。
撮影時のiPhoneの固定や、露出時間の調整といったコツを掴むことで、さらにクオリティの高い写真を目指すことができます。
セルフィー、タイムラプス、ポートレートといった応用テクニックも活用すれば、iPhoneカメラの可能性はさらに広がります。
ぜひ、ナイトモードを使いこなし、これまでにない美しい夜景写真を楽しんでください。